バレンタインに贈り物をするなら、バレンタインの歴史や由来、各国のバレンタイン事情などにも目を向けてみませんか?
この記事では、バレンタインの意味や由来のほか、プレゼントによく使われるお菓子に込められているメッセージ・意味も解説します。
バレンタインデーにおすすめのお菓子とその意味
バレンタインデーに贈るお菓子というとチョコレートが定番ですが、最近はほかにもさまざまなお菓子がプレゼントされています。
お菓子には、それぞれ意味が込められているので、贈る相手との関係や伝えたい気持ちに合わせて選ぶのがおすすめです。
以下では、バレンタインデーに贈るのにぴったりのお菓子とその意味を紹介します。
チョコレート
チョコレートには「あなたと同じ気持ち」という意味があります。恋人や友人、家族、日ごろ仕事でお世話になっている人など、贈る相手を選ばないのが魅力です。
以前は、本命の好きな人にだけ渡すものというイメージがありましたが、最近はもっとカジュアルに渡せるチョコレートも増えました。
チョコレートの種類も簡単にみていきましょう。
本命チョコ
本命チョコは、本命の好きな相手や恋人に渡すチョコレートです。「本チョコ」とも呼ばれます。
少し高級なチョコレートから気持ちがこもった手作りのものまで、さまざまなものが本命チョコレートとして贈られます。
義理チョコ
義理チョコは、恋人ではない異性や仕事でお世話になっている人などに義理で渡すチョコレートです。
義理チョコが広くやりとりされるようになったのは1950年代ごろです。最近はひと目と見て義理チョコとわかることを売りにした商品も登場しています。
友チョコ
友チョコは、女性が友達同士で交換し合うチョコレートを指します。
もともとは手作りのお菓子を交換し合ったのがはじまりで、数人で交換し合ったり、持ち寄って一緒に食べたりするのが一般的です。
友チョコが広まったのは2000年代ごろとされています。
逆チョコ
逆チョコは、男性から女性に贈られるチョコレートです。
海外のバレンタインは、男性から女性に贈りものをする場合もあります。
それを受けて「男性から女性に渡してもいいのではないか」という声が上がり、従来とは逆に男性から女性にチョコを贈る「逆チョコ」が広まったといわれています。
マイチョコ
マイチョコは、日ごろ頑張っている自分へのご褒美として自分に贈るチョコレートです。マイチョコとして購入されることが多いのは、普段自分では買わないような高級チョコが多いようです。
ボナペティボン神楽坂では、ベルギーを代表する高級チョコレートブランド「ノイハウス」や、
目にも鮮やかな「ピエール・ルドン」のチョコレートやスイーツを多数販売しています。
いつも頑張っている自分へのご褒美として、ベルギー直輸入のおいしいチョコレートをバレンタインに味わってみてはいかがでしょうか。
ファミチョコ
ファミチョコは、家族に贈るチョコレートです。日頃、面と向かって伝えられない感謝の気持ちをこめて贈る人が増えています。
マロングラッセ
「永遠の愛を誓う」という意味をもつマロングラッセは、婚約者や大切なパートナーに贈るのにぴったりのお菓子です。
ヨーロッパでは、男性から女性に「永遠の愛の証」として贈られることもあるようです。
キャンディ
かわいらしいキャンディには「あなたが好き」や「あなたとずっと一緒にいたい」といった意味があります。
恋人やパートナーだけでなく、これからも仲良くしたい友達に贈るのにもぴったりのお菓子です。
キャラメル
くちどけがよく、甘い余韻が長く残るキャラメルには「あなたがいると安心する」「癒される」といった意味があります。
恋人だけでなく、家族や友人など、贈る人を選ばないスイーツです。
マカロン
マカロンは、作るのに手間も技術も必要なお菓子です。ほかのお菓子より高価なことから、
マカロンには「特別」といった意味が込められています。
かわいらしいものが好きな女性はもちろん、甘いものが好きな男性との会話のきっかけにもなるでしょう。
特別な人へのお返しに
特別な人からのプレゼントへのお返しには、特別な意味を持つお菓子がおすすめです。とくにおすすめのお菓子を3つご紹介します。
マドレーヌ
マドレーヌは、ぴったりと重なった二枚貝を模した焼き菓子です。2つのものがぴったり合わさっている形から「あなたと仲よくなりたい」といった意味をもつとされています。
日本でも、ハマグリなどの二枚貝は夫婦円満や相思相愛を意味することから、たいへん縁起がよいものとして尊ばれています。
見た目も上品で日持ちもするので、職場でお世話になった人へのプレゼントに適しています。
マフィン・カップケーキ
マフィンやカップケーキは作るのに手間がかかるお菓子です。結婚式や誕生日などお祝いの席で食べられることが多かったので「特別」という意味が込められています。
甘いものが苦手な人には、甘さが控えめのマフィンがおすすめです。より手軽に作りたい場合は、ホットケーキミックスで簡単に作れるカップケーキがいいかもしれません。
バレンタインの由来と歴史
ここからは、バレンタインの由来と歴史を解説しましょう。
バレンタインデーは聖バレンタインの日
日本でバレンタインデーがポピュラーになったのは、昭和になってからです。しかし、ヨーロッパでは昔から2月14日は聖バレンタインの日として広く祝われてきました。
聖バレンタインとはキリスト教の聖人で、2月14日に亡くなった(殉教した)とされている人です。愛と恋人たちの守護聖人とされています。
ヴァレンティヌス(聖バレンタイン)が生きていた頃、ローマ帝国では「兵士に恋人や家族がいると士気が下がる」という理由で、兵士の結婚が禁止されていました。しかし、当時は司祭を務めていたヴァレンティヌスは、恋人たちの訴えを聞いて、こっそり彼らを結婚させていたのです。
それがローマ皇帝の不興を買い、ヴァレンティヌスはローマ帝国の宗教への改宗を命じられました。しかし、彼は愛の尊さ・すばらしさを説いてその命令に従わなかったため、2月14日に処刑されてしまいます。
後世になって、ヴァレンティヌスが聖人の列に加わると、人々は彼を「愛と恋人の守護聖人」としてまつり、彼が処刑された2月14日を「聖バレンタインの日」として彼の死を悼むようになりました。
プレゼントを交換するようになったのは14世紀頃
聖人の殉教を悼む日だったバレンタインデーにプレゼントが交換されるようになったのは、14世紀頃だといわれています。もともと2月14日は、ローマ神話で家族や結婚を司る女神「ユーノ」の祝日でした。
そこに聖バレンタインのエピソードが加わり、プロポーズの贈り物をする日という風習が根付いていったとされています。
愛の告白をするようになったのは20世紀に入ってから
殉教したヴァレンティヌス司祭がキリスト教の聖人に加わったのは、1644年です。その後しばらくは、親子の間で聖バレンタインの逸話や愛の教訓と感謝を記したノートを交換するなどの風習がありました。
それが徐々に男女の愛の告白にも広まっていき、20世紀になると女性から男性に愛の告白をする風習が根付いたとされています。
世界のバレンタインの豆知識
ここからは、世界のバレンタインの豆知識を紹介します。バレンタインデーの風習は、国が変わると大きく変わります。
ほかの国のバレンタイン事情にも目を向けてみると、さらに楽しく素敵なバレンタインが過ごせるかもしれません。
日本のバレンタインの豆知識
日本でバレンタインデーという文化が入ってきたのは、戦後間もない1956年ごろとされています。家族や友人間でプレゼントをやり取りされるようになったのは、1960年代です。この頃はまだ女性が男性にチョコレートを贈る日という意味合いはなく、化粧品や洋服などをプレゼントするのが一般的でした。
現在のように、女性から男性にチョコレートを贈るのが一般化したのは、昭和30年代後半に入ってからです。なぜバレンタインにチョコレートを贈るのかは、昭和11年(1936年)の英字新聞に出された広告にヒントがあるといわれています。
当時、神戸市で洋菓子メーカーを営んでいた葛野友太郎氏は日本における贈り物をもっとカジュアルなものにして、日本に新しい生活スタイルを根づかせたいと考えていました。
そこで、葛野氏は外国人向け英字新聞に「バレンタインにチョコレートを贈りませんか?」という広告を出します。この取り組みは、一度は戦争で中断しますが、戦後はほかの洋菓子メーカーや百貨店もチョコレート販売に力を入れるようになりました。
ついには業界全体で「2月14日は女性から男性にチョコレートを贈る日」と宣伝したことで、女性から男性にチョコレートを贈るという日本独自のバレンタインデー文化ができあがったとされています。
この風習は、小学生から高校生を中心に流行し、徐々に主婦層にも広まって、人々の間に定着していきました。
ベルギーなど欧米のバレンタインの豆知識
ベルギーなど欧米のバレンタインは、日本と少し違うようです。詳しくみていきましょう。
男性から女性へプレゼント
ベルギーなどの欧米では、プレゼントは男性から女性に贈るのが一般的です。カップル同士で、メッセージカードやプレゼントを交換したりします。
プレゼントの内容は?
プレゼントの内容は、チョコレートに限りません。花やジュエリーがポピュラーで、そこにチョコレートが添えられることはあるようですが、チョコレートをメインで贈ることは珍しいようです。
高級レストランでディナーを楽しむカップルも少なくありません。欧米において、バレンタインデーは「愛する人と大切な時間をゆっくり過ごす日」として定着しています。
ホワイトデーはある?
男性から女性にお返しを贈るホワイトデーは、日本や東アジアの一部でのみ行われている風習です。
ベルギーをはじめとしたヨーロッパにホワイトデーはなく、男性から女性にお返しを贈る文化もありません。
台湾のバレンタインの豆知識
台湾のバレンタインは、2月14日だけではありません。7月7日もバレンタインデーです。
2月14日のバレンタインデーは「西洋情人節」といって、男性が女性に花束やプレゼントを贈る日とされています(情人は中国語で「恋人」の意味)。
しかし、旧正月と日程が近いこともあり、日本ほど大きなイベントにはなっていません。
一方、旧暦7月7日の「七夕情人節」のほうが、台湾の人にとってなじみ深いバレンタインデーかもしれません。
七夕情人節でも男性から女性にプレゼントをするのが一般的ですが、このときは大きなフェアが開催されたり、
高級ホテルや高級レストランが専用プランを発売したりするなど、大々的にバレンタイン商戦が展開されます。
なお、台湾にもホワイトデー(白色情人節)という言葉はありますが、まだ一般的ではなく女性から男性にお返しを贈る文化はありません。
バレンタインに特別な贈り物を考えているなら、ボナペティボン神楽坂がおすすめです。チョコレートをはじめとした感動を届けるアイテムを見つけて、大切な人への感謝を特別な形でお伝えしませんか?
まとめ
バレンタインに何を贈ろうか迷っている人は、お菓子が持つ意味にも目を向けて選んでみましょう。
定番のチョコレート以外にも、プレゼントにふさわしい意味を持ったお菓子がたくさんあります。贈る相手との関係や伝えたいメッセージなども踏まえて、選んでみてください。
ボナペティボン神楽坂では、本場ベルギーの老舗ショコラトリー「ノイハウス」のチョコレートや、当店でしか購入できないピエール・ルドン氏 オリジナルのスイーツなど、バレンタインのプレゼントにぴったりのアイテムを数多く取り揃えております。
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